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不定愁訴と外科的矯正

上下顎同時骨延長術

11月18日(日)OES月例研究会に於いて、山之内矯正歯科の
山之内哲治先生(神戸市開業)に「顔のゆがみ(顔面非対称)と頭痛及び
小顎症が原因の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の、骨延長による障害の
改善例(気道拡大)」をご紹介頂きました

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気道の広さは舌の位置で決まり、舌が後退すると気道が圧迫されふさがる
舌の位置はオトガイ舌筋の位置で決まり、気道の広さはオトガイの位置で
決まる

上下顎同時骨延長術は文字通り、上下顎を同時に切り離し延長
左右対称にするが、このとき頚椎の湾曲なども改善され
頭痛や肩こりなどの症状も改善されるという

頭痛は国際頭痛分類(2004年第2版)によると
1、一次性頭痛(片頭痛、緊張性頭痛、群発性頭痛)
2、二次性頭痛(症候性、続発性頭痛)
3、顔面痛・神経痛
など、多くの種類があり頭痛に関して考慮する場合
専門医による診断がなければ学術的に評価されず
頭痛治療のガイドラインに咬合によるものは含まれていないと指摘され
歯科からは咬合と頭痛との関係について、学術的報告がされていない
ということで、今後、この分野における歯科と医科との協調の必要性
を感じました
また、「何を持って正常とするのか」定義を紹介いただきました。

いろいろな正常の概念
統計学的  平均値・中央値・最頻値
進化論的  生命あるものは奇形な、異常な形をしたもの
        環境に対処しきれなかったものは死滅
機能的    環境と効果的なホメオスタシスを確立することは物にとって正常
審美的    得意な文明の美しさに対する考え方に影響される
臨床的    32本の永久歯が完全に咬合しているということは固体の治療目
        的として適当でない

全身の正常なバランスが本人にとって最良である事はいえるのですが
生活習慣などによって身体のバランスが崩れ歯科領域のバランスが崩れた
状態で来院された患者さんに
歯科では、何を持って正常とするのでしょうか?
医科との協調に於いて、新たなる歯科における分野の可能性を予感しますが
「さて、先生はどのようにお考えでしょう」

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