インフォームドコンセント
「21世紀は物から心へサービスが移行する時代」といっているうちに、早10年が経とうとしており、政治においても「コンクリートから人へ」と政権交代による財政の見直しがなされようとしていますが、コミュニケーションが重要なキーとなっているようです。
歯科におきましてもマイクロスコープ・デジタルカメラ・三次元のX線撮影装置による画像情報、対話型のユニットなどインフォームドコンセントを促進するハードの発展は目覚しいものがあります。
ハード面の構築は比較的取り入れやすいのですが、コミュニケーションは、医院のプロジェクトとしてチームで取り組む事が大切です。
「世の中には2種類の渡り鳥がいて、対話の方法もその種類により変わってくる」という。
つまり、行動派の綱渡り鳥と、慎重派の石橋たたき渡り鳥に分かれ、日本人の多く(7割)は後者となります。

あなたはパソコンやオーディオなど最新の機器を購入したとき、説明書を読まないでいきなりセットされますか、または、説明書を読んでからセットされますか?
前者の方は綱渡り鳥、後者の方は、石橋たたき渡り鳥といえます。
綱渡り鳥は得をする話に、石橋たたきわたり鳥は損をしない話に興味がありますので、各々に対応した話し方が求められます。
私は、前者の綱渡り鳥で、いきなり開封して電源を入れてみて、不具合があったら説明書を読むというタイプです。ですから、 「この治療は最新の~。」「あなただけのために~。」「高額ですがよりお得で~。」など等の言葉に弱く、逆に石橋たたき渡り鳥に対しては、「最新の治療なんて危なくないの~。」「私はみんながしているほうが安心~。」「本当にお得なのかしら、損するのでは~。」というように思われるので禁忌です。石橋渡り鳥の方には、「この治療法は皆さんがされている確かな方法で~。」「決して損はされません~。」となります。このことは決して口先のことではなく、お互いを理解しあうための心使いといえます。
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