コミュニケーション
皆様こんにちは、桜の花もちらほら咲き始め、うららかな季節となってまいりました。
先日、久々に愛犬に連れられ、箕面の大滝まで散歩に出かけました。
箕面(明治の森国定公園)は、大阪から阪急電車で30分もかからない観光名所で、春には桜、夏には蛍、秋には紅葉と、特に土日は、観光客でにぎわいます。
参道の両側には昔から続くお土産やさんや飲食店が、軒を連ねますが、経営は大変な様子です。観光の皆さんは、駅を出るとコンビニでお弁当やお茶を買っていかれます。茶店での飲食は地元の常連客がほとんどです。私もその常連の一人ですが、確かに茶店に入ると多少の出費はコンビニよりかかりますが、そこでの情報は、金銭に換えがたいものがあります。「今日は、そこの橋の下でオオサンショウウオをが見られるよ。」「オオルリが滝の近くに・・・」「サルは谷の辺りで・・・」「鹿があのあたりで・・・」などなど、他にも、お店に入ったとたん昭和に帰ったようなノスタルジーが味わえ、タイムスリップしたような独特な雰囲気が味わえます。
帰りがけに、なじみの土産やさんの前を通ると、待ち構えていたかのように、「ずいぶんお待ちしていました」とのこと。はて?、以前お借りした傘は先月お返ししたはず・・・。と思う矢先に、100円を差し出し受け取って欲しいという。帰りがけに、いつもこのお店で、箕面の名物「もみじのてんぷら」を買うときサービスでおまけを入れてもらっているのですが、前回100円分のサービスを入れ忘れたという。額面の商品は頂いているので、お金はいいですよという私に、気持ちが悪いのでどうしても受け取ってと言われるままに、その場を収め、勿論、お土産を頂いて帰りました。
昔は、タバコ屋さんが地域の情報源で、何を聞いても、よく教えていただきましたが、やがてコンビニの普及で、タバコ屋さんも自動販売機と化し、コンビニで、ものを尋ねてもアルバイトの店員さんは親切ですが地元出身ではないのでこちらのほしい情報は帰ってきません。
昔、開業のお手伝いをさせていただいているとき、タバコ屋さんで「この辺で歯医者さんは・・・」と聞くと、あそこはこう、ここはこうといろいろ教えてもらいました。また、必要なものは出来る限り医院の近くで買出しをします。あるとき、電気屋さんで、「今この近くで歯医者さんを作っています、出来たら来て下さいね」とお話しすると、この近くに歯医者さんが無かったので困っていたとのこと、その場で保険証を持ってこられ、「一番にいくから予約入れといて!」と言われ、驚いたこともあります。
最近は開院の前に内覧会をされる開院が増えてきていますが、あわせてご近所への挨拶回りも、大切です。中には地域の世話役がおられて、患者さんの紹介をしていただくこともあります。
さて、皆さんは買い物をされるときご近所でされていますでしょうか?
ちょっとしたお花や、お弁当、雑誌、家電製品、日用雑貨、などなど、最近は通販で購入されているところもあるかと拝しますが、出来れば個人商店でなじみを作っておきたいものです。いうまでも無く地縁はお金では買えないものですから。
今日も、こんな呟きが通勤電車や、喫茶店で聞こえてきます。
「どなたか、近くで、いい歯医者さんを紹介していただけませんか?」






