ファーストチョイスを観極める
ご存じのとおり、歯周病と全身疾患(糖尿病・心臓血管系疾患・呼吸器官系疾患・消化器系疾患・低体重児出産)の関係など、歯科の領域が体全体の健康に与える影響が明確になってきています。
また、咬合を整えることにより体調が改善されることはよく知られていますが、歯に関する問題は咬合だけにとどまらず、編頭痛やめまい、視力の低下、肩・肘の痛み、手足のしびれ、集中力・記憶力の低下、関節痛、顔・体軸のずれ、アレルギー、発癌、など健康に関する問題の多くが歯に関連していることが分かってきています。
口腔疾患 → 咬合不良 → 放置 → 周辺の生体組織異常 → 全身症状の出現
しかし、その逆に衣・食・住などの生活環境やストレスからくる心身的疾患や、メタボリックや椎間板ヘルニアなど肉体的疾患が起因して咬合に異常をきたしている場合はその原因を排除し、全身症状を緩和させてから治療にあたるという考えは、あまり知られていません。
疾患 → 放置 →全身症状 → 歯科領域への影響 (咬合不良 ・ 口腔疾患)
生体は常に全身でバランスを取っており、精神的であれ、肉体的であれ、どこか変調をきたすとバランスが崩れ、身体はバランスを取ろうと全身に指令を出し即刻変化を及ぼします。この場合、かみ合わせが悪くなったのは体がバランスを取ろうとした結果であり、歯科治療において、口腔疾患によるものか、そうでないかを観極めるファーストチョィスが歯科領域にかかわる全身疾患や不定愁訴に対して重要となってきています。
以前より、とある学会の先生方から、お話は伺っていましたが、先日、大阪福島の柳本歯科で田中先生の整体治療を体感させていただき、その後、顎低、歯列および歯列弓が正常な方へ転移していることを確認させていただき、大変驚きました。
つまり、整体を行い体のバランスを整えることで口腔内の骨のリモデリングがおこる。ある意味、全身矯正とも言えますが、和合医療、統合医療とでも言うのでしょうか、よく考えると当たり前のことなのかもしれませんが、体感させていただいた私にとっては衝撃的でした。
不定愁訴の患者さんが増える中、歯科治療において、身体に異常がある場合、口腔内を正常な状態に戻しても、生体のバランスが元に戻るとは言えず、一時的に不定愁訴などの症状が解決してもそれで良いのか、これからの課題となるでしょう。
柳本先生著書
人間力の復活
http://www.t-roppo.com/archives/2007/02/post_12.html
ご意見は、こちらまで






